共同購入クーポンの検索サービスを提供する「クーポンジェイピー」を運営する、合同会社シープジェイピーが、独自の集計に基づく市場動向、販売状況データなどの2011年5月度版を公表しました。
共同購入クーポンサイト市場動向 (2011 年 5 月):
http://cp4u.jp/pdf/coupon-jp_report_201105.pdf(PDF)
クーポンジェイピー:
http://coupon-jp.com/
市場全体の販売総額(推計、以下同)は、約28億6千万円となり、前月比91%の水準となりました。「GROUPON」と「ポンパレ」が販売額で1位・2位をキープするのは変わりませんが、いずれのサイトも前月より販売総額は減少しました。これは、5月始めの大型連休による季節変動要因に拠るものと思われます。
テレビCMを放送した「くまポン」と「DMMクーポン」が、販売総額を大きく伸ばしました。また、各サイトでは飲料水や防災グッズなどの通販が増加し、新たに宿泊クーポンを販売するサイトが増えるなど、震災後の状況に合わせた内容のクーポン販売が目立ちました。
東日本大震災、及び福島第一原子力発電所の事故による訪日観光客の大幅減少で、宿泊施設を始めとした観光業界は大きな影響を受けており、高級シティホテルでも客室稼働率が20%や30%程度まで落ち込むところもあるなど深刻な状態だったようですが、共同購入クーポンサイトに思い切った激安料金で宿泊クーポンを出品することで空室を埋める動きも活発のようです。